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2006年06月24日

久々にいいお話読んだ。

久々に家に帰って来れたので、日記などを……

今日は、あるご本の紹介。

岩田洋季 「月の盾」 (電撃文庫)

手に取ったのは非常に偶然で、
「たまたま、本屋に目当ての本がなくて、電車の中で読むものを適当に見繕った」
という状況だったにもかかわらず、久しぶりに、とても優しい作品に出会えた気がします。

国崎桜花という、どっかのエロゲの主人公とヒロインをくっつけたような
名前のヒロインはどーかと思いましたが(笑)、

奇異な生い立ちの上に、全色盲というハンデを背負って生まれ、
さらに、母親が原因不明の自殺をしてしまう、という薄幸といって差し支えないヒロインが、
こちらも、妹を事故で失った、桜花の従兄弟である主人公の家で引き取られるところから
物語が始まります。
彼女は、次第に天才画家と称され、描き続ける間に自分の絵が他人対して
希望を、そして逆に絶望を与えうることに喜びと苦悩を交えながら、
自分の生い立ちを背景に成長していく。と、いったありふれたといえば
ありふれた展開のストーリーですが、物語の転機に彼女が描いた絵が
与えるインパクトに、文章を通じて気持ちが押しつぶされそうになった。
というのが正直な感想でした。

特に、桜花の色盲ゆえに完成した
「月の盾」
の絵が描かれたシーンでは、電車の中にもかかわらず
泣いてしまいました(あー、恥ずかしい)

話読んでたりして泣いたのは、NurseryRhymeのあるEDを見ながら
ED曲を聴いていたとき以来かなぁ・・・

若干展開が安直、もしくは強引なところもあり、
むー???と思ったところもありますが、
それはどの作品にも言えることですので、ここでは割愛。

この方の小説は、これまで読むことがなかったのですが、
読みきり短編とのことで、シリーズモノとは異色の作品だと作者さんがあとがきで
書かれていましたので、これまで「ちょっと・・・」といった方も
手にしてみてもいいのではないかと思います。

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